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梯郁太郎メモリアルセレモニーにご参列いただきました皆様へ

梯 郁太郎 メモリアルセレモニーにお越しくださいまして誠にありがとうございました。

梯はまさにサンプルのない時代に新しい電子楽器を生み出すことを決意し、多くの製品を世に送り出しました。とりわけMIDIはいわば「電子楽器の五線譜」として普及し、携帯電話やカラオケなど普段の生活の中に装備されるに至りました。しかし最も大きな貢献は、専門家にしか操ることができなかった音楽を、楽器の演奏ができない人たちにまで創造の喜びを広げたことでした。

その思いは電子楽器事業に留まらず、サイン事業、そして映像機器事業まで手がけました。これら全ての事業が、いわば専門家にしか扱えなかったテクニックやノウハウを一般に解放し、アマチュアや初心者にも高度な創造を実現させることが全ての起点でした。そのようにして生み出された製品が、同時にプロにも信頼される高品質でユニークであったことが広く支持された最大の理由だと確信しております。

晩年は、新たに”アートウェア”という概念を提唱し、音(AUDIO)、教育(TEACHING)、映像(VIDEO)の分野で結実させようと83歳にして2つの組織を再編成しました。その一つであるATV株式会社は梯が心に描いた”アートウェア”の製品化を、もうひとつの公益財団法人かけはし芸術文化振興財団は電子楽器がもたらす自由な発想や表現の普及に努めることで、梯の志を継承してまいります。

常に企業スローガンとして掲げてきた「創造、ベスト、共感」は全ての製品の根本であり、関わる全ての人に贈られたメッセージでありました。梯 郁太郎がもたらしてくれた”創造の喜び”と、そして生涯のポリシーであった”シンプル&ストレート”な思考を次世代に伝えていくことを私たちは決して忘れません。

 
平成29年6月11日
実行委員長 室井誠

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